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印象に残る広告とは?企業や商品が思い出される仕組みと事例10選



私たちは日々、テレビCMやWeb広告、交通広告、屋外看板など、多くの広告に触れています。しかし、映像やコピーは覚えていても、企業名や商品名まで思い出せないことがあります。

広告で認知や検討のきっかけをつくるには、広告の内容が、企業名や商品名、伝えたい価値と結びついた状態で記憶されることが重要です。

本記事では、印象に残る広告の考え方とつくるポイントを解説し、後半ではスポーツの場を生かした事例をご紹介します。

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目次[非表示]

  1. 1.印象に残る広告とは?
  2. 2.なぜ印象に残ることが重要なのか
  3. 3.広告が印象に残らないことによる3つのデメリット
    1. 3.1.広告費や接触機会を十分に生かせない
    2. 3.2.広告表現だけが記憶に残ってしまう
    3. 3.3.意図と異なるブランドイメージが伝わってしまう
  4. 4.印象に残る広告をつくる4つのポイント
    1. 4.1.1.誰に、何を思い出してほしいかを明確にする
    2. 4.2.2.企業や商品を思い出す手がかりをつくる
    3. 4.3.3.広告に触れる場面と、思い出してほしい場面をつなぐ
    4. 4.4.4.「見られたか」ではなく「何が残ったか」を確認する
  5. 5.広告を体験と結びつけて印象に残す
  6. 6.みずほPayPayドーム福岡を活用した印象に残る広告事例10選
    1. 6.1.事例① 入場ゲートそのものをブランドの手がかりにする
    2. 6.2.事例② ホームランの印象と企業名を結びつける
    3. 6.3.事例③ 配布物を通じて企業や商品を印象づける
    4. 6.4.事例④ 選手の姿とともに企業名を印象に残す
    5. 6.5.事例⑤ 球場広告を通じて、信頼や安心感を印象づける
    6. 6.6.事例⑥ PRブースで地域を印象に残す
    7. 6.7.事例⑦ 中継映像で視聴者にも企業名を印象づける
    8. 6.8.事例⑧ ビジョン広告と店舗施策を通じて、身近なブランドとして印象づける
    9. 6.9.事例⑨ 企業の取り組みと発信の機会を重ねる
    10. 6.10.事例⑩ 打球が当たる仕掛けで看板を印象づける
  7. 7.印象に残る広告に関するよくある質問(FAQ)
    1. 7.1.Q.印象に残る広告をつくるうえで、何が重要ですか?
    2. 7.2.Q.広告予算が大きくなくても、印象に残る広告はつくることができますか?
    3. 7.3.Q.広告が印象に残ったかは、どのように確認できますか?
  8. 8.まとめ

印象に残る広告とは?

印象に残る広告とは、広告を見たあとも、企業や商品、メッセージが日常の何気ない場面で思い出される広告です。

CMのフレーズをふと口ずさんだり、買い物中に商品を見て広告を思い出したりすることがあります。広告を見ている間だけでなく、日常の中で企業や商品まで自然と思い出されることが、印象に残る広告の大切なポイントです。


なぜ印象に残ることが重要なのか

印象に残る広告は、その場で注目を集めるだけでなく、その後の認知や選択にも関わります

  • 必要なときに思い出してもらいやすくなる
    商品やサービスを選ぶ場面で企業や商品を思い出してもらえれば、比較・検討の候補に入りやすくなります。

  • 認知を積み重ねることができる
    広告への接触を重ねることで、企業名や商品名を知り、覚えてもらう機会を増やすことができます。

  • ブランドメッセージを伝えることができる
    企業名だけでなく、親しみやすさや信頼感など、企業が伝えたい印象を残すことが可能です。





広告が印象に残らないことによる3つのデメリット

広告が印象に残らない場合、広告の目的を十分に果たせない可能性があります。ここでは、主に考えられる3つのデメリットを紹介します。

広告費や接触機会を十分に生かせない

広告を見た人が企業名や商品名を思い出せなければ、商品やサービスを選ぶ場面で比較・検討の候補に入りにくくなります。多くの人に広告を届けても、その接触が企業や商品の記憶へ結びつかなければ、かけた広告費や得られた接触機会を十分に生かせません。

広告表現だけが記憶に残ってしまう

印象的なビジュアルやフレーズ、出演者が注目を集めても、「どの企業の広告だったか」「何の商品だったか」まで覚えてもらえないことがあります。広告自体が話題になっても、広告主や商品を思い出せなければ、企業や商品の認知には結びつきにくくなります。

意図と異なるブランドイメージが伝わってしまう

広告表現と企業や商品の世界観が合っていないと、企業が伝えたいものとは異なる印象が残る可能性があります。企業名を覚えてもらうだけでなく、親しみやすさや信頼感、先進性など、どのようなイメージとともに記憶してほしいかまで考える必要があります。


印象に残る広告をつくる4つのポイント


印象に残る広告をつくるには、目立つ表現を考えるだけではなく、広告を見たあとに誰が、どの場面で、何を思い出すのかまで設計することが重要です。ここでは、広告を企業や商品の記憶へ結びつけるためのポイントを紹介します。

1.誰に、何を思い出してほしいかを明確にする

広告を届けたい相手と、記憶に残したい内容を最初に定めます。

ターゲットの悩みや生活場面を具体化し、企業名、商品名、機能、企業姿勢などの中から、最も伝えたい内容を一つ選びます。商品を利用することで得られる価値まで含めて、相手に伝わるメッセージへ落とし込むことが重要です。

2.企業や商品を思い出す手がかりをつくる

色、言葉、音、キャラクター、商品の形など、企業や商品を識別できる要素を継続して使います。広告の表現と企業や商品を結びつけ、見た人が「どの企業の広告だったか」を思い出せるようにすることが重要です。

3.広告に触れる場面と、思い出してほしい場面をつなぐ

広告を見る場面だけでなく、あとからどの場面で思い出してほしいかを考えます。食事や買い物など、商品やサービスに関係する生活場面と広告表現を結びつけ、Webサイトへの訪問や商品を手に取る行動まで導線を設計します。

4.「見られたか」ではなく「何が残ったか」を確認する

広告の実施後は、企画時に設定した目的に合わせて、何が記憶や印象として残ったかを確認します。

広告想起では広告自体の記憶、ブランド想起では企業や商品との結びつき、メッセージ理解度では伝えた内容、好意度では企業や商品に対する印象を確認できます。得られた結果を分析し、次の広告施策の改善に生かします。



広告を体験と結びつけて印象に残す

広告を思い出してもらうきっかけは、買い物や移動などの日常の行動だけではありません。商品を試す、イベントに参加する、その場所ならではの演出に触れるなど、体験の中に企業や商品との接点をつくる方法もあります。

なかでも、スタジアムやアリーナなどのスポーツ会場では、来場から退場までの間に、会場内広告、映像演出、商品サンプリング、参加型企画など、さまざまな形で企業や商品に触れてもらえます。競技の進行や会場で過ごす時間に合わせて接点を組み合わせることで、広告を観戦体験の一部として届けることができます。


みずほPayPayドーム福岡を活用した印象に残る広告事例10選

印象に残る広告には、プレーの瞬間と連動するもの、会場の場所そのものに企業名を付けるもの、配布物や参加体験を通じて記憶に残すものなど、さまざまな形があります。

ここからは、スポーツの場ならではの接点を生かし、観戦中の出来事や体験と企業・商品を結びつけている事例をご紹介します。

事例① 入場ゲートそのものをブランドの手がかりにする

ある特殊車両関連の企業は、入場ゲートのネーミングライツを活用しています。来場者が会場へ入る際に通る場所へ企業名を組み込むことで、観戦体験の入口とブランドを結びつけています。

ホークスが実施した調査では、事業認知が全国一般の1.6%に対し、対象企業をスポンサーと認知しているファンクラブ会員は54.5%でした。スポンサーとして知られている層では、企業名だけでなく、事業内容まで理解されている傾向が見られます。



※出典:スポンサーインパクト調査(2025年9月実施)
※全国一般:全国での一般層、全国調査で回答をした全対象者
※ファンクラブ会員:福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員
※ファンクラブ会員(スポンサー認知あり):福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員+企業を福岡ソフトバンクホークスのスポンサーだと思う企業と答えた方


事例② ホームランの印象と企業名を結びつける

株式会社ビックカメラは、2026シーズンから、ホークス選手がホームランを打った際に球場ビジョンへロゴ演出を表示しています。さらに、各月で最も飛距離の長いホームランを放った選手を「ビックホームラン賞」として表彰し、受賞ホームランをホークス公式Xでも紹介します。

ホームランという観客の注目が集まる瞬間に企業名を届け、企業名を冠した月間賞やSNSでも接点を重ねています。試合中の一度きりの表示で終わらせず、印象的なプレーの記憶とブランドを繰り返し結びつけている事例です。



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事例③ 配布物を通じて企業や商品を印象づける

ある飲食業界の企業は、球場で来場者に配布されるタブロイドへ広告を掲載しています。看板を見るだけではなく、配布物として手元に届けることで、企業や商品との接点をつくっています。

スポンサーインパクト調査では、購入・利用意向が全国一般の5.6%に対し、対象企業をスポンサーと認知しているファンクラブ会員は72.3%でした。スポンサーとして知られている層では、商品やサービスを利用したいという意向が高い傾向が見られます。



※出典:スポンサーインパクト調査(2025年9月実施)
※全国一般:全国での一般層、全国調査で回答をした全対象者
※ファンクラブ会員:福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員
※ファンクラブ会員(スポンサー認知あり):福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員+企業を福岡ソフトバンクホークスのスポンサーだと思う企業と答えた方

事例④ 選手の姿とともに企業名を印象に残す

株式会社えんホールディングスは、ホークス選手が着用するユニフォームの右袖にロゴを掲出しています。試合中のプレーに加え、テレビ中継やニュース、写真など、選手が映るさまざまな場面で企業名に触れてもらえる広告です。

注目が集まるユニフォームへ継続してロゴを掲出することで、選手やチームの姿と企業名を結びつけています。球場の来場者だけでなく、メディアを通じて幅広い層へ企業名を印象づけている事例です。



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事例⑤ 球場広告を通じて、信頼や安心感を印象づける

あるIT関連企業は、商品・サービスの認知向上と販売促進を目的に、球場内へロゴ広告を掲出しています。観戦中に企業名へ繰り返し触れてもらうことで、普段は目に見えにくいサービスを身近に感じてもらう接点をつくっています。

スポンサーインパクト調査では、対象企業をスポンサーと認知しているファンクラブ会員は「信頼できる」「安心感がある」「商品・サービスのクオリティが高い」といったイメージが高い傾向が見られました。企業名だけでなく、サービスを選ぶ際に重視される信頼性や品質も印象として伝わっていることがうかがえます。



※出典:スポンサーインパクト調査(2025年9月実施)
※全国一般:全国での一般層、全国調査で回答をした全対象者
※ファンクラブ会員:福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員
※ファンクラブ会員(スポンサー認知あり):福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員+企業を福岡ソフトバンクホークスのスポンサーだと思う企業と答えた方


事例⑥ PRブースで地域を印象に残す

ある自治体は、試合当日にPRブースを設置し地域を知ってもらう接点をつくっています。広告を見るだけでなく、ブースに立ち寄る、配布物を受け取るといった行動によって、地域名を体験と結びつけています。

自治体への好意度が全国一般の1.8%に対し、対象自治体をスポンサーと認知しているファンクラブ会員は58.7%でした。スポンサーとして知られている層では、地域や団体への好意が高い傾向が見られます。

※出典:スポンサーインパクト調査(2025年9月実施)
※全国一般:全国での一般層、全国調査で回答をした全対象者
※ファンクラブ会員:福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員
※ファンクラブ会員(スポンサー認知あり):福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員+企業を福岡ソフトバンクホークスのスポンサーだと思う企業と答えた方


事例⑦ 中継映像で視聴者にも企業名を印象づける

辻󠄀・本郷 税理士法人は、テレビ中継で露出が見込まれるバックネット広告に加え、配信映像上に表示されるバーチャル広告も活用しています。球場の来場者だけでなく、自宅や外出先で試合を見る視聴者にも企業名に触れてもらうことで、接触範囲を広げています。

投球や打席の場面で繰り返し映り込むバックネット広告と、映像上で視認性を確保できるバーチャル広告を組み合わせることで、テレビと配信の双方で企業名に触れてもらえます。観戦する場所にかかわらず、試合の記憶と企業名を結びつけ、印象に残す接点をつくっている事例です。



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事例⑧ ビジョン広告と店舗施策を通じて、身近なブランドとして印象づける

ある小売企業は、球場内のホークスビジョンへの広告掲出に加え、スポンサーの権益を生かしたセールや店舗イベントを実施しています。球場で企業名に触れたあと、日常の買い物の場でも同じブランドと接点を持てるようにすることで、観戦体験と普段の生活を結びつけています。

スポンサーインパクト調査では、対象企業をスポンサーと認知しているファンクラブ会員は「地方経済に貢献している」「親しみやすい」「安心感がある」といったイメージが高い傾向が見られました。企業名を知ってもらうだけでなく、地域の暮らしに身近なブランドとして印象に残す取り組みです。



※出典:スポンサーインパクト調査(2025年9月実施)
※全国一般:全国での一般層、全国調査で回答をした全対象者
※ファンクラブ会員:福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員
※ファンクラブ会員(スポンサー認知あり):福岡ソフトバンクホークスのファンクラブ会員+企業を福岡ソフトバンクホークスのスポンサーだと思う企業と答えた方


事例⑨ 企業の取り組みと発信の機会を重ねる

株式会社グリーンパワーは、モリンガの植樹を通じた環境保全活動の認知拡大を目的に、冠協賛試合を実施しています。大型ビジョンでの発信に加え、PRブース、募金活動、うちわの配布などを組み合わせ、来場者がさまざまな形で取り組みに触れられる場をつくっています。

企業が広めたい活動と発信の機会を重ね、会場全体で一貫したメッセージを届けている点が特徴です。広告を見るだけでなく、ブースへの立ち寄りや募金、配布物を通じて環境保全を身近に感じてもらい、企業名と取り組みを一緒に印象づけています。



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事例⑩ 打球が当たる仕掛けで看板を印象づける

株式会社福岡銀行は、ライトポール際の外野フェンスに自社キャラクター入りの広告を掲出し、枠内へ直接打球を当てた選手に「ふくぎん賞(賞金100万円)」を贈呈しています。

広告を掲出するだけでなく、「打球が当たるかもしれない」という仕掛けを加えることで、プレー中の視線と関心を看板へ集めています。直撃時にはメディアで取り上げられる機会も生まれ、球場外でも企業名や取り組みを思い出すきっかけになります。



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印象に残る広告に関するよくある質問(FAQ)

Q.印象に残る広告をつくるうえで、何が重要ですか?

A.誰に、何を思い出してほしいかを明確にすることが重要です。情報を詰め込みすぎず、企業名や商品名、伝えたい価値の中から中心となるメッセージを絞り、広告表現や媒体を一貫させます。

Q.広告予算が大きくなくても、印象に残る広告はつくることができますか?

A.広告の大きさや露出量だけで、印象に残るかどうかが決まるわけではありません。ブランドカラーや言葉、音などの手がかりを継続して使い、広告に触れる場面とメッセージを合わせることで、企業や商品を思い出してもらうきっかけをつくることが可能です。

Q.広告が印象に残ったかは、どのように確認できますか?

A.表示回数や再生回数だけでなく、広告を覚えているか、広告主や商品を正しく思い出せるか、伝えたかったメッセージが理解されているかを確認します。広告想起やブランド想起、メッセージ理解度、好意度など、広告の目的に合った指標を用いることが大切です。



まとめ

この記事では「印象に残る広告」をテーマに、広告が重要な理由や印象に残らない場合のデメリット、企業や商品まで思い出してもらうためのポイント、スポーツの場を生かした事例を解説しました。

  • 印象に残る広告とは?

  • なぜ印象に残ることが重要なのか

  • 広告が印象に残らないことによる3つのデメリット

  • 印象に残る広告をつくる4つのポイント

  • 広告を体験と結びつけて印象に残す

  • みずほPayPayドーム福岡を活用した印象に残る広告事例10選

印象に残る広告は、見た瞬間に注目されるだけでなく、日常のふとした場面で企業や商品まで思い出される広告です。そのためには、誰に何を覚えてほしいかを明確にし、ブランドを思い出す手がかりや接触場面、体験とのつながりまで一貫して設計することが重要です。

広告の形式から考えるのではなく、自社の事業やメッセージを、どの場面でどのように思い出してほしいかを起点にすることが、印象に残る広告をつくるポイントです。

福岡ソフトバンクホークス』の事例でも、試合の盛り上がりや空間を生かし、来場者の記憶に企業名やメッセージを強く残す工夫がされています。自社の広告を「どこで、どのような体験と一緒に思い出してほしいか」を整理することで、印象に残る接点づくりにつながります。

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