企業PRの効果的な手法とは? 成果につなげる取り組みのポイント
近年、企業活動においてSDGs達成への貢献が求められるようになったり、環境・社会・企業統治を考慮したESG投資の加速が見られたりするなど、企業を取り巻く環境に変化が起きています。そうしたなか、企業がステークホルダーとの信頼関係を構築するための手法として注目されている活動が、企業PRです。
ステークホルダーとの関係性の構築に取り組む企業担当者のなかには、「企業PRとは具体的にどのような取り組みなのか」「企業PRの効率的な方法を知りたい」などと気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、企業PRの概要や効率的な手法、取り組む際のポイントについてホークスを活用したPR方法をご紹介しながら解説します。
目次[非表示]
- 1.企業PRとは
- 2.企業PRの効果的な手法
- 2.1.①広告の出稿
- 2.2.②SNSの運用
- 2.3.③イベントの出展・協賛
- 2.4.④CSR活動
- 3.企業PRに取り組む際のポイント
- 4.まとめ
企業PRとは
企業PRとは、企業が社会や人々との信頼関係を構築するために行う活動です。単なる企業の広報活動や販促活動ではなく、消費者・取引先・従業員・地域住民など、企業を取り巻く関係者へ経営理念や価値を発信してコミュニケーションを取ることで、良好な関係性を目指します。
企業PRに取り組むことで、ブランドの価値や企業イメージの向上、ロイヤルティの醸成につながり、持続的な成長に結びつきます。また、企業PRとよく混同される概念として、商品PRやプロモーションがあげられます。
▼企業PRと商品PR、プロモーションの違い
名称 |
特徴 |
企業PR |
企業全体のPRを双方向のコミュニケーションで行う |
商品PR |
商品のPRを双方向のコミュニケーションで行う |
プロモーション |
商品の販売促進活動を一方向的に行う |
企業PRが企業全体のPRを行うのに対して、商品PRは特定の商品をPRする活動です。プロモーションとは、商品・サービスを売るための販売促進戦略です。消費者との双方向のコミュニケーションを行う企業PRや商品PRとは異なり、企業から消費者への一方向的な活動を指します。
企業PRの効果的な手法
企業PRの手法としては、広告・SNS・イベントなどを活用する方法のほか、社会貢献につながる活動を通して信用を獲得する方法があります。
①広告の出稿
マスメディアやインターネット上、大型施設内の広告枠などに出稿することで、広告を通した企業PRが行えます。企業PRに用いられる広告媒体の例としては以下があげられます。
▼企業PRに用いられる広告媒体の例
広告媒体 |
特徴 |
テレビCM |
|
紙面広告 |
|
インターネット広告 |
|
球場内のオフライン広告 |
|
福岡ソフトバンクホークスでは、スポンサーシップの特典としてみずほPayPayドーム福岡内の広告枠を提供しています。福岡・九州圏での露出機会の確保に活用いただけます。
▼みずほPayPayドーム福岡における広告
②SNSの運用
SNSにおける企業アカウントの運用は、企業PRの有効な方法の一つです。SNSを活用すると、消費者に対して継続的な情報発信を行ったり、ユーザーと双方向のコミュニケーションを行ったりすることが可能です。SNSの投稿内容がシェアされると、自社をまだ知らない潜在層との接点を増やすことにもつながり、自社を知ってもらえるきっかけとなります。
また、日常的に使用するSNS上でコミュニケーションをとると親近感が生まれやすくなり、ユーザーとの心理的な距離も縮めやすくなると期待できます。
▼SNSによる企業PRの施策例
- ユーザーの質問に直接回答する
- 自社製品のPR動画を投稿する
- 自社サービスのメンテナンス情報を配信する など
③イベントの出展・協賛
自社の理念や事業内容、商材などと親和性のあるイベントに出展あるいは協賛してPRするのも有効です。イベントに出展すると、参加者と対面でのコミュニケーションを行えます。参加者と意見交換したり商材を体験してもらったりすると、企業に興味関心を持ってもらえるきっかけになります。
また、出展でなく協賛企業として資金や物品などを援助することでも、企業名の宣伝につながります。一般の消費者を対象としたイベントのほか、自社の従業員や取引先の企業とのコミュニケーションを目的としたイベントもあります。
▼出展・協賛が可能なイベントの例
- 音楽・フードなどのフェス
- 展覧会
- マラソン大会
- スポーツの試合 など
▼マラソン大会へのブース出展の様子
▼選手とファンが同じユニフォームを着たイベント試合の様子
福岡ソフトバンクホークスでは、選手とファンが同じユニフォームを着用して行うイベント試合やFUKUOKA MUSIC FES などのイベントを開催しています。 みずほPayPayドーム福岡に訪れる来場者のほか、試合・イベントが行われる各地域でのアプローチに活用いただけます。
なお、イベントの協賛による広告枠の種類と事例については、こちらの記事をご確認ください。
④CSR活動
CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略称で、企業が社会に対して果たす責任のことです。企業が持続的な成長を目指すには、自社の利益だけを重視するのではなく、社会や環境への貢献を通してステークホルダーからの信用を獲得することが求められます。
CSRを意識したPR活動に取り組むことで、企業イメージの向上につながり、社会からの信頼獲得や売上の向上に結びつくと考えられます。
▼CSR活動の例
- ゴミ拾いイベントを通じて自然環境の保護を目指す
- 募金活動によって災害を受けた地域の復興に貢献する
- ジュニアチームへの協賛でスポーツの振興に寄与する など
福岡ソフトバンクホークスでは、小中学生を対象とした野球振興活動を行っています。
▼野球振興活動の様子
協賛社には、青少年が健全に育つための環境づくりや、スポーツの価値向上に貢献いただけます。
企業PRに取り組む際のポイント
企業PRに取り組む際のポイントとしては、以下の3つがあげられます。
▼企業PRのポイント
- 目的を明確にする
- ターゲット層を絞ってアプローチする
- 定期的に効果測定を実施する
企業PRにはさまざまな目的が考えられます。商品の認知度を向上させたいのか、企業のブランド価値を向上させたいのか、企業の知名度を向上させたいのかなどを明確にすることが重要です。目的を明確にすることで一貫性を持ったPR活動を行えます。また、特定の地域に根差している企業であれば、その地域の層をターゲットにしてPR活動を行うことが有効です。
また、若年層からの認知度を高めたい企業であれば、若者の多く集まるイベントに出展するといった方法が考えられます。
企業PRの活動について、定期的に効果測定を行うことも重要です。活動の目標となる数値をKPIとして設定しておき、どの程度達成できたのかを評価します。また、KPIを達成できていなければ、問題や課題を抽出して改善を図る必要があります。
まとめ
この記事では、企業PRについて以下の内容を解説しました。
- 企業PRの概要
- 企業PRの効果的な手法
- 企業PRに取り組む際のポイント
企業PRとは、企業が社会や人々との信頼関係を構築するために行う活動です。企業PRに取り組むことで、ブランド価値・企業イメージの向上や、ロイヤルティの醸成につながり、企業の持続的な成長が期待できます。
企業PRの手法としては、広告の出稿やSNSの運用、イベントへの出展・協賛、CSR活動などがあげられます。
企業PRに取り組む際は、目的とターゲット層を明確にしたうえで自社に合った施策を行うことが重要です。また、定期的に効果測定を実施して改善を図ることで、企業PRをより効率的に行いやすくなります。
『福岡ソフトバンクホークス』では、球場内広告への出稿やイベント試合への協賛、スポーツ振興活動への協賛など、企業PRにつながる特典を提供するスポンサーシップのプランを用意しています。貴社の目的に応じて、適したプランを提案いたします。
詳しくは、こちらの資料をご確認ください。